栄養科は診療技術部に属しており、管理栄養士17名、事務職員1名、委託職員で組織されています。
業務は大きく分けて、「供食業務」、「臨床業務」、「教育・研究」の3つがあり、それぞれが連動して行っています。
病棟管理体制として、病棟ごとに担当管理栄養士を配置し、入院時の栄養アセスメント、提供食の確認をしています。
【専門・認定資格取得者数】(2024年4月現在)
病態栄養専門管理栄養士 5名
がん病態栄養専門管理栄養士 5名
腎臓病療養指導士 3名
小児栄養分野管理栄養士 2名
NST専門療法士 1名
臨床栄養代謝専門療法士 1名
病態栄養認定管理栄養士 1名
糖尿病療養指導士 1名
【食事提供について】
※ニュークックチルシステム
【献立について】
お祝い膳(和食) お祝い膳(洋食)
特別治療食
疾患に応じて患者様に適切なお食事を提供できるようにしております。
※ランチョンマットは付きません。
【栄養食事指導】
個別指導(予約制)
日 程: 午前9:00〜12:00(月〜土)、午後13:30〜16:30(月〜金)
入院30分、外来30分
場 所: 〈入院〉病棟の面談室またはベッドサイド
〈外来〉1階 個別栄養指導室(会計横)
≪依頼栄養指導病名(一部)≫
糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満、脂肪肝、肝硬変、糖尿病性腎症、慢性腎不全、狭心症、心筋梗塞、食物アレルギーなど
集団指導
日 時 | 場 所 | |
糖尿病教室 | 毎週火曜日 10:00〜10:45 | 1階 集団指導室 |
心臓病教室 | 第2,4火曜日 11:00〜12:00 | 7B病棟 カンファレンスルーム |
腎臓病教室 | 第1土曜日 11:00〜12:00 ※ | 1階 集団指導室 |
肝臓病教室 | 第3土曜日 11:00〜12:30 ※ | 1階 集団指導室 |
両親学級 | 第2水曜日 14:30〜15:00 | 1階 集団指導室 |
生活習慣病教室 | 不定期 | 1階 集団指導室 |
【病棟訪問】
きめ細やかな個別栄養管理を実践するため管理栄養士がベッドサイドに訪問しています。医師・看護師・薬剤師・リハビリ療法士など多職種で連携し、病態を考慮した上で食思不振やアレルギー、食形態の調整、栄養状態不良などの各要望に対応し、喫食量の増加や栄養状態の改善に努めています。
【チーム医療】
《NST:Nutrition Support Team》
当院では医師・歯科医師・看護師・管理栄養士・薬剤師等の多職種からなるチームでそれぞれの専門知識を活かし、栄養アセスメントを行い、栄養状態の把握を行うとともに、患者一人一人に適切な栄養管理をし、栄養状態の改善をさせる事を目的に活動しています。
2024年4月現在、救命救急科NSTと全科型(救命救急科を除く)NSTの2チームがそれぞれ週に1回活動しています。また、NST活動は栄養支援センター会にて報告を行い、必要に応じて分科会を開催しています。またNST啓発のために勉強会も開催しています。
《他チーム医療への参画》
院内には多数のチームが存在しており、各チームの一員として管理栄養士が参画しています。また、腎代謝内科・腎センター・救命救急科・神経内科など、各診療科の回診・カンファレンスに定期的に参加し、医師・看護師その他コメディカルと連携を図っています。
参画チーム一覧
・糖尿病教育入院チーム
・糖尿病透析予防管理チーム
・緩和ケアチーム
・褥瘡対策ケアチーム
・心臓リハビリチーム
・摂食嚥下支援チーム
・移植チーム
・肝疾患チーム
・早期栄養介入管理チーム
・認知症ケアサポートチーム など
【教育・研究】
大学病院として医療に関わる学生さんへの栄養教育や研究協力を行っています。
また、医学部プロジェクトのスポーツ医学WGにおける湘南校舎での学生アスリート支援として、学生アスリートへの食事評価や栄養指導を実施しております。
管理栄養士養成校の
学生実習風景
【地域連携】
伊勢原市、秦野市、厚木市周辺の病院や福祉施設などの栄養に係わるスタッフが「顔の見える関係作り」と「相互支援」を目的として、2010年に地域連携栄養ケア研究会を発足しました。
地域連携栄養ケア研究会では、定期的に勉強会や交流会などを企画し、活動しています。
勉強会の様子